新潟市の民謡(新潟市民文化遺産)新 潟 お け さ 櫛野節謡
歌 詞
新潟(ハヨイヨイ)新潟恋しや白山様のヨ(ハヨイヨイ)松が見えますヤレほのぼのと(ハヨイヨイヨイヨイ)
新潟 新潟恋しや五月雨時はヨ(ハヨイヨイ) 柳小路にヤレ蛇の目傘(ハヨイヨイヨイヨイ)
仇し 仇し仇波寄せては返すヨ(ハヨイヨイ) 寄せて返してヤレまた寄せる(ハヨイヨイヨイヨイ)
雪の 雪の新潟吹雪に暮れてヨ(ハヨイヨイ) 佐渡は寝たかよヤレ灯が見えぬ(ハヨイヨイヨイヨイ)
松の 松の露散る常盤ヶ岡にヨ(ハヨイヨイ) 昔偲ぶかヤレ虫も鳴く(ハヨイヨイヨイヨイ)
情け 情けないぞや今朝降る雪はヨ(ハヨイヨイ) 主の出船もヤレ見え隠れ(ハヨイヨイヨイヨイ)
さまよ さまよ鹿島に神あるならばヨ(ハヨイヨイ) 逢わせ給えやヤレ今一度(ハヨイヨイヨイヨイ)
(さまよ)穏やかな航海を願い、海上安全の神、災難除けの神鹿島神宮の武甕槌(タケミカズチ)大神に
承久の乱の結果、佐渡に流罪となった順徳天皇に、もう一度逢わせ給えと願い奉った唄(詠み人不明)
なろか なろうか素通りに新潟の町をヨ(ハヨイヨイ) 見やれ柳がヤレあれ招く(ハヨイヨイヨイヨイ)
越後のおけさ節の中で最も洗練されたおけさ節といわれている。花柳界と民謡界で唄い方が2通りある九州のハイヤ節が北前船の交易により日本海を北上して各地の港々に類似の民謡を伝えたといわれ それが新潟や佐渡ではおけさ節になったといわれている。おけさの意味は不明であり、芸者のお桂さん 桶屋の佐助 坊さんの袈裟 置けさなど諸説ありはっきりしない